トムとベリー : 量子力学および古典力学の微分幾何学的側面とゲージ理論について Tom and Berry

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抄録

量子力学系の断熱変化に伴う位相因子-Berryの位相というものがある.それは断熱変化ののちに量子系が元の状態に戻っても,元に戻らない余分な位相因子である.これに似た現象が古典力学にもある.自力で変形可能な,宙に浮いた物体-例えば猫,名前はTomとい-は,変形して元の形に戻っても,その向きは元通りにならない,つまり宙返りすることがある.これらの現象はともに接続の微分幾何の言葉で捉えられることを解説する.また,接続の微分幾何はゲージ理論の一側面を担っているが,この幾何学の観点から見るとき,量子系・古典系・ゲージ理論に多くの類似点・対応物があることがわかる.これらの点について一般的に考察する.最後に具体例を構成する.とくにその例の中で,複素射影空間P^2(C)上の新しい型のインスタントン的な接続を示す.

収録刊行物

  • 素粒子論研究

    素粒子論研究 85(1), 1-89, 1992-04-20

    素粒子論グループ 素粒子研究編集部

各種コード

  • NII論文ID(NAID)
    110006410345
  • NII書誌ID(NCID)
    AN00135266
  • 本文言語コード
    JPN
  • ISSN
    03711838
  • NDL 記事登録ID
    3766569
  • NDL 刊行物分類
    MC13(理論物理学--量子力学・素粒子論・相対性理論)
  • NDL 雑誌分類
    ZM35(科学技術--物理学)
  • NDL 請求記号
    Z15-24
  • データ提供元
    NDL  NII-ELS 
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