ヘレフォード育成牛の放牧成績に及ぼす冬期成長速度の影響

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タイトル別名
  • Effect of Growth Rate in Wintering Period on the Performance for Rearing Stage of Hereford Calves Grazed on Pasture
  • ヘレフォード イクセイ ウシ ノ ホウボク セイセキ ニ オヨボス トウキ セ

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抄録

2夏放牧による育成・肥育では,育成期の12か月は冬期舎飼いと夏期放牧に分けられるが,本研究は冬期DGをどの程度にすれば次の放牧DGを高め,育成期全体の成長速度を高めうるかを検討したものである。北大牧場で1985-1987年秋に哺育を終えた平均7.3か月の去勢牛3群38頭と雌牛3群46頭を供試した。冬期間は同一年度生産の去勢牛と雌牛を1群として飼育管理した。粗飼料は乾草とサイレージ(1985,1986年はGS,1987年はCS)を与え,育成配合を1.3kg/頭・日給与した。次の放牧期も1群として管理したが,雌牛は9月に別群としてまき牛交配に供した。去勢牛の冬期DGは0.57-0.65kgでCS給与群が有意に高かった。放牧DGは0.52-0.55kgであり,育成期全体のDGは冬期DGの高い群ほど高くなる傾向がみられた。これらの成績から去勢牛の冬期DGは0.65kg程度が適当であろうと考えられた。雌牛の冬期と放牧期DGは去勢牛より約8%低かったが,去勢牛と同様の傾向がみられた。雌牛については初回種付け基準から判断して,冬期DGは0.5kgが適当であろうと考えられた。

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被引用文献 (2)*注記

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