中西部太平洋熱帯域のカツオ卵巣に観察された微胞子虫様寄生体

書誌事項

タイトル別名
  • Microsporidian-like organism on the ovary of skipjack tuna Katsuwonus pelamis in the western central Pacific Ocean
  • チュウセイブ タイヘイヨウ ネッタイイキ ノ カツオ ランソウ ニ カンサツサレタ ビホウシチュウ ヨウ キセイタイ

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抄録

カツオ卵巣内の漿膜から卵巣腔側に至る結合組織間に Uvitex2B 染色で蛍光発色するほぼ円形の微胞子虫様寄生体の集塊が食細胞に貪食された状態で認められた。寄生体は胞子様構造の大きさが平均 1.22 μm のほぼ球形を呈し,微胞子虫類の一種と考えられた。529 個体中 518 個体に寄生がみられ,調査した 20 ヶ月間における採集月別の寄生率は 88~100% となり,寄生率に月別の規則性はみられなかった。<br>

収録刊行物

  • 日本水産学会誌

    日本水産学会誌 73 (5), 916-918, 2007

    公益社団法人 日本水産学会

参考文献 (9)*注記

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