Read/Search this Article
Abstract
本調査では,中学2年生21名を対象に洋書冊数230冊を用意して,選択授業(発展型)で10回の多読授業を実施した。授業では「多読三原則」だけを指示し,受講した生徒には自由に洋書を手に取り読書を進めてもらった。調査方法として,生徒の意識への影響をアンケート調査から,速読力への影響を毎回授業時に測定したWPMから,英語力への影響を定期試験結果からそれぞれ検証を行った。その結果,多読授業に取り組む前の生徒意識は,「英語力強化」と「読書習慣・文学鑑賞」を主な目的としていた。実際10回の授業後,生徒はReadingスキルの伸長や,読書を通しての忍耐力・集中力・読書習慣が付いたと感じている。しかしながら,速読力については伸びていると感じていた生徒が多かったのに対し,WPMの測定結果からは大きな伸びは読み取ることができなかった。定期試験への影響に関しては,本講座を受けた生徒には有意な伸びが見られた。このような結果と生徒の感想を元に,より良い多読授業に向けての方法を,教材,教室環境,指導の3点から一提案を行う。
Journal
- Journal of Chugokugakuen [List of Volumes]
-
Journal of Chugokugakuen 5, 75-81, 2006-06-16 [Table of Contents]
Chugokugakuen University