福岡県の小麦圃場における除草剤抵抗性スズメノテッポウの出現とその防除対策

書誌事項

タイトル別名
  • Occurrence of resistant biotype water foxtail (Alopecurus aequalis) to some herbicides in wheat fields in Fukuoka prefecture, and the control method of its biotype
  • フクオカケン ノ コムギ ホジョウ ニ オケル ジョソウザイ テイコウセイ スズメノテッポウ ノ シュツゲン ト ソノ ボウジョ タイサク

この論文をさがす

抄録

スルホニルウレア系除草剤やジニトロアニリン系除草剤を連年単用で使用した福岡県下の小麦圃場で,除草効果の劣るスズメノテッポウが出現した。このため,その種子を用いて各種除草剤の感受性試験を実施し,スルホニルウレア系およびジニトロアニリン系除草剤に対して感受性が低下していることを確認した。除草剤抵抗性スズメノテッポウの簡易検定法としては,水稲のSU系除草剤抵抗性雑草で使用されている発根法を用いることが可能であった。除草剤抵抗性スズメノテッポウの防除対策としては,ペンディメタリン・ベンチオカーブ・リニュロン混合剤が有効である。

収録刊行物

  • 雑草研究

    雑草研究 52 (3), 125-129, 2007

    日本雑草学会

被引用文献 (3)*注記

もっと見る

参考文献 (13)*注記

もっと見る

詳細情報 詳細情報について

問題の指摘

ページトップへ