没理想論争注釈稿(八)

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抄録

森鴎外と坪内逍遥による、近代文学史上最大の論争と言われる「没理想論争」についての注釈のうち、逍遥の鴎外への反論である「烏有先生に答ふ」(二)についての注釈。「没理想論争」については、さまざまに論じられているが、そうした論が細部の読みの共通理解の上でなされているかというと、必ずしもそうではなく、ややもすれば机上の空論になりかねない。また、注釈についても、語釈のレベルにとどまり、視点も個別作家の文学論にのみ限定されがちであった。そこで、本稿では、語句の注釈から出発して、解釈にまで踏み込み、両者の文学論争を総合的に捉えることを第一の目的とする。さらに時代を代表する二代作家の論争を通して、当時の文壇の文学思潮を探り、論争の後の文壇に対する影響についても考察を試み、「没理想論争」を新たに文学史の中で位置づけることを第二の目的とする。

収録刊行物

  • 文学部論集

    文学部論集 81, 89-94, 1997-03-01

    佛教大学

各種コード

  • NII論文ID(NAID)
    110006472995
  • NII書誌ID(NCID)
    AN10404998
  • 本文言語コード
    JPN
  • 資料種別
    Departmental Bulletin Paper
  • 雑誌種別
    大学紀要
  • ISSN
    09189416
  • NDL 記事登録ID
    4282162
  • NDL 雑誌分類
    ZH7(哲学・宗教--宗教--仏教)
  • NDL 請求記号
    Z9-19
  • データ提供元
    NDL  NII-ELS  IR 
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