没理想論争注釈稿(12)

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抄録

森鴎外と坪内逍遥による、近代文学史上最大の論争といわれる「没理想論争」についての注釈のうち、逍遥の鴎外への反論である「其意は違へり」についての注釈。「没理想論争」については、さまざまに論じられてきたが、そうした論が細部の読みの共通理解の上でなされているかというと、必ずしもそうとはいえず、ややもすれば机上の空論になりかねない現状がある。また、注釈についても、これまでは語釈レベルにとどまり、視点も個別作家の文学論としての見方に限定されがちであった。そこで、本稿では、語句の注釈から出発して、解釈にまで踏み込み、両者の文学論争を総合的に捉えることを第一の目的とする。さらに時代を代表する両者の論争を通して、当時の文学思潮を探り、論争の文学史に対する影響についても考察を試み、「没理想論争」を、文学史の中で新たに位置づけすることを第二の目的とする。

収録刊行物

  • 文学部論集

    文学部論集 86, 43-47, 2002-03-01

    佛教大学

キーワード

各種コード

  • NII論文ID(NAID)
    110006473075
  • NII書誌ID(NCID)
    AN10404998
  • 本文言語コード
    JPN
  • 資料種別
    Departmental Bulletin Paper
  • 雑誌種別
    大学紀要
  • ISSN
    09189416
  • NDL 記事登録ID
    6196000
  • NDL 雑誌分類
    ZH7(哲学・宗教--宗教--仏教)
  • NDL 請求記号
    Z9-19
  • データ提供元
    NDL  NII-ELS  IR 
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