書誌事項
- タイトル別名
-
- Properties of Ag-Au-Cu-Pd System Alloys Containing with Indium
この論文をさがす
抄録
インジウムを5および10 mass%添加したAg-Au-Cu-Pd系合金を6種類製作し,機械的性質と耐食性,耐変色性の評価を行い,インジウムの添加効果について検討した結果以下の結論が得られた.試作合金は,耐力427〜552 MPa,引張強さ537〜673 MPa,伸び5.1〜8.6%,硬さ170〜209 HV 0.2の範囲にあった.過不動態化電位は168〜248 mV(vs SCE)であり,総溶出量は14〜130μg/cm²・7 daysであった.パラジウムの含有量を10 mass%としたAg-Au-Cu-Pd系合金へのインジウムの添加は引張強さおよび耐変色性を向上させた.試作合金の37.5 Ag-25 Au-15 Cu-10 Pd-2 Zn-10 In-0.5 Irはタイプ4金合金相当の機械的性質を示し,耐食性,耐変色性も許容範囲にあって,歯科用Ag-Au-Cu-Pd系合金としての実用の可能性が示唆された.
収録刊行物
-
- 歯科材料・器械
-
歯科材料・器械 26 (5-6), 367-374, 2007
一般社団法人 日本歯科理工学会
- Tweet
キーワード
詳細情報 詳細情報について
-
- CRID
- 1390001204211687808
-
- NII論文ID
- 110006474308
-
- NII書誌ID
- AN00127279
-
- ISSN
- 21884188
- 02865858
-
- 本文言語コード
- ja
-
- データソース種別
-
- JaLC
- IRDB
- CiNii Articles
- KAKEN
-
- 抄録ライセンスフラグ
- 使用不可