治療を終了した頭頸部がん患者の食に関する問題と対処

• 岡光, 京子

書誌事項

タイトル別名

• Stress Coping Concerning Food-In-Take In Head And Neck Cancer Patients After Treatment
• チリョウ オ シュウリョウシタ トウケイブ ガン カンジャ ノ ショク ニ カンスル モンダイ ト タイショ

抄録

本研究の目的は,治療を終了した頭頸部がん患者の食に関する援助を検討するために,患者が体験する食に関する問題とその対処を明らかにすることである。対象者は,頭頸部がんで化学療法,手術療法そして/あるいは放射線療法の治療を終了した者13名で,平均年齢61.5歳であった。研究方法は,患者の退院後に体験する食に関する問題と対処および医療者へのニーズを明らかにするために半構成的な質問による面接法を用いた。分析方法は質的帰納的方法を用いた。患者の食に関する問題は,【口腔内粘膜の脆弱】【唾液分泌の低下】【味覚異常】【嚥下困難】【栄養の保持の困難】【食べる楽しみ・満足感の消失】【食を介する他者との交わりの苦痛】【食習慣の変化】の8のカテゴリーに分類された患者の食に関する問題の対処は,問題解決型対処と情動調節型対処であったが,特に心理・社会的な問題に対する対処は情動調節型対処が多くみられた。

収録刊行物

• 人間と科学 : 県立広島大学保健福祉学部誌

  人間と科学 : 県立広島大学保健福祉学部誌 7 (1), 197-205, 2007-03

  県立広島大学

キーワード

• 頭頸部がん患者
• 食
• 食に関する問題と対処
• 適応を促す援助
• QOL
• head and neck cancer patients
• food-in-take
• stress coping
• adaptation

詳細情報

• CRID: 1050296808061594112
• NII論文ID: 110006486443
• NII書誌ID: AA12121256
• NDL書誌ID: 8735769
• ISSN: 13463217
• Web Site: https://pu-hiroshima.repo.nii.ac.jp/records/494
• Web Site: https://ndlsearch.ndl.go.jp/books/R000000004-I8735769
• Web Site: https://search.jamas.or.jp/link/ui/2007194042
• 本文言語コード: ja
• 資料種別: departmental bulletin paper
• データソース種別:
  • IRDB
  • NDL
  • CiNii Articles