固定化ヒスタミンオキシダーゼを用いる吸光検出フローインジェクション分析による魚醤中のヒスタミンの定量
書誌事項
- タイトル別名
-
- Determination of Histamine in Fish Sauce by Photometric Flow Injection Analysis with Immobilized Histamine Oxidase Reactor
- コテイカ ヒスタミン オキシダーゼ オ モチイル キュウコウ ケンシュツ フロー インジェクション ブンセキ ニ ヨル ギョショウチュウ ノ ヒスタミン ノ テイリョウ
この論文をさがす
抄録
Hazard analysis critical control pointでの化学的危害要因物質であるヒスタミンの迅速な測定のために,固定化酵素リアクターを用いる一流路の吸光光度検出/フローインジェクション分析法を開発した.固定化酵素はトレシル化した親水性ビニルポリマービーズにヒスタミンオキシダーゼ(HOD)及びペルオキシダーゼ(POD)を固定化して調製した.発色試薬溶液をキャリヤーとし,その流れの中に試料を注入した.試料は固定化HODで過酸化水素に変換され,その後固定化PODで生成した呈色物質の吸光度を530 nmで測定した.ヒスタミン濃度10∼1000 μMの間で吸光度との間に直線関係が成立した.測定時間は3分であった.本法を魚醤中のヒスタミンの定量に応用した.魚醤を25又は50倍に緩衝液(pH 8.0)で希釈し,その100 μLを注入した.本法の結果と高速液体クロマトグラフィーとの結果は良い相関関係を示した.
収録刊行物
-
- 分析化学
-
分析化学 56 (12), 1033-1036, 2007
公益社団法人 日本分析化学会
- Tweet
詳細情報 詳細情報について
-
- CRID
- 1390001204354232448
-
- NII論文ID
- 110006570395
-
- NII書誌ID
- AN00222633
-
- COI
- 1:CAS:528:DC%2BD2sXhsVGks7%2FE
-
- NDL書誌ID
- 9308836
-
- ISSN
- 05251931
-
- 本文言語コード
- ja
-
- データソース種別
-
- JaLC
- NDL
- Crossref
- NDL-Digital
- CiNii Articles
-
- 抄録ライセンスフラグ
- 使用不可