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Abstract
本稿では,ロボットによって媒介されたコミュニケーションが,自閉症に代表されるコミュニケーション発達障害の療育支援に有効であることを,いくつかのケーススタディを通して解説・検討する.自閉症児は,他者の内部状態(注意・情動・意図・信念など)を理解することに難しさを持つ.視線や情動表現といった非言語情報のやりとりだけができるようにロボットの外見と機能を絞り込むことで,自閉症児がロボットの内部状態を直観的に捉えることが可能になる.このようなロボットを操作者(研究者・療育者)が遠隔制御し,日常的な療育環境の中で自閉症児とのインタラクションを長期縦断的に実践・観察・分析してきた.モノ的な分かりやすさとヒト的な社会性を併せ持つロボットは,自閉症児のコミュニケーション療育のための新しい支援ツールとなるだろう.
Journal
- Journal of Information Processing Society of Japan [List of Volumes]
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Journal of Information Processing Society of Japan 49(1), 36-42, 2008-01-15 [Table of Contents]
Information Processing Society of Japan (IPSJ)