高病原性トリインフルエンザウイルスのヒトへの伝播機構の解明とヒト世界流行阻止
書誌事項
- タイトル別名
-
- コウビョウゲンセイ トリ インフルエンザ ウイルス ノ ヒト エノ デンパ キコウ ノ カイメイ ト ヒトセカイ リュウコウ ソシ
- Mechanism of the transmission of the highly pathogenic avian influenza virus into humans and pandemic control
この論文をさがす
抄録
type:解説
現在、世界に拡大し続けている高病原性トリインフルエンザウイルスが変異し、ヒト間伝播が可能となった場合、高病原性インフルエンザの世界流行が始まる。本研究では、これを阻止するために、ヒトーヒト間伝播が可能となるウイルス側の変異を明らかにすることを目的とした。その結果、ウイルスヘマグルチニン分子内のわずか1つまたは2つのアミノ酸が別のアミノ酸に変化するだけで、高病原性トリインフルエンザウイルスがヒトヘ感染できるようになる可能性を見いだし、そのアミノ酸部位を182番目、192番目であると確定した。これにより、新たなパンデミックの発生を事前に阻止する体制作りが初めて可能となった。
収録刊行物
-
- 生命健康科学研究所紀要
-
生命健康科学研究所紀要 3 53-54, 2007-03
中部大学生命健康科学研究所
- Tweet
詳細情報 詳細情報について
-
- CRID
- 1050564288502681728
-
- NII論文ID
- 110006607739
-
- NII書誌ID
- AA12059946
-
- ISSN
- 18803040
-
- 本文言語コード
- ja
-
- 資料種別
- departmental bulletin paper
-
- データソース種別
-
- IRDB
- CiNii Articles