解体家畜,感染排泄物,医療廃棄物の炭化処理と炭化物の窒素,カルシウムおよびリン含量

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  • カイタイ カチク カンセン ハイセツブツ イリョウ ハイキブツ ノ タンカ ショリ ト タンカブツ ノ チッソ カルシウム オヨビ リン ガンリョウ

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抄録

従来から家畜排泄物処理では堆肥化や液状部分の暴気化、解体家畜などは焼却が多かったが、感染リスク低減の面から細心の配慮が求められている。この処理のため酪農学園大学では炭化装置を整備・稼動したので、その最終産物の利活用に向けて炭化物の成分的特性を原材料ごとに比較・検討した。本装置によって水分7%以下の炭化物がえられ、アンモニアはほとんど検出されなかった。炭化物のN含量は大家畜の消化管内容や筋肉由来の場合に高かった。動物骨格由来の炭化物にはCaが30%程度、その半量程度のPが含まれた。畜舎敷料や大家畜の消化管内容物では炭化不全になることもあり水分が高く多量のアンモニアが残存したが、それは装置内への搬入の際に踏圧しすぎた場合であった。

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