非接触型三次元顔面形状計測における頭位の影響に関する検討
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- タイトル別名
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- Influence of head position on measurement of facial morphology by three-dimensional non-contact scanner
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抄録
本研究の目的は,非接触型三次元形状計測装置による顔面形状計測時の頭位が計測結果に及ぼす影響を検討することである.体動の影響を排除するためマネキンを計測対象として用い,顔面上の14か所の計測点から構成される16の計測項目を設定した.マネキンを非接触型三次元形状計測装置内部に設置し,基底部が装置床面に対して水平となるような基準位置を設定した.頭位を基準位置から前後左右にそれぞれ5度間隔で最大15度まで変化させ,各頭位で三次元撮影を行った.計測点間の距離実測はデジタル式ノギスで,三次元距離計測は三次元形状解析ソフトで各3回行い,多重比較検定にて比較した.マネキンにおける実測値と三次元距離計測値の比較では,鼻幅の三次元距離計測値は実測値と比較して0.86~1.36mmの範囲で有意に小さい値を示したが,他の計測項目では有意差を認めなかった.また,三次元距離計測群において,基準位置群と頭位変化群で比較した結果,両群間に有意差を認めなかった.しかし,頭位か15度前傾すると下顎角部を含む項目が,また左右への回転が10度を超えると下頭角部や耳部を含む項目がそれぞれ計測不可能となった.以上のことから,非接触型三次元形状計測装置による計測結果は,十分な計測精度を有しており,頭位の影響を比較的受けにくいことが示唆された.
収録刊行物
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- Orthodontic waves : 日本矯正歯科学会雑誌
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Orthodontic waves : 日本矯正歯科学会雑誌 66 (3), 134-142, 2007-10-25
日本矯正歯科学会
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キーワード
詳細情報 詳細情報について
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- CRID
- 1541135670280003456
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- NII論文ID
- 110006633911
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- NII書誌ID
- AA11917839
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- 本文言語コード
- ja
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- データソース種別
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- NDL-Digital
- CiNii Articles