眩暈症に対する鍼灸治療の効果

• 門倉 義幸

  昭和大学横浜市北部病院耳鼻咽喉科

• 石田 良

  昭和大学横浜市北部病院耳鼻咽喉科

• 柳 裕一郎

  昭和大学横浜市北部病院耳鼻咽喉科

• 門倉 淳二

  はる治療所

• 世良田 和幸

  昭和大学横浜市北部病院麻酔科

• 池田 尚弘

  池田耳鼻咽喉科

• 洲崎 春海

  昭和大学耳鼻咽喉科学教室

書誌事項

タイトル別名

• The Effect of Acupuncture Treatment on Patient with Vertigo
• 臨床報告 眩暈症に対する鍼灸治療の効果
• リンショウ ホウコク ゲンウンショウ ニ タイスル シンキュウ チリョウ ノ コウカ

抄録

西洋医学的治療で治癒困難であった末梢性眩暈症患者7例に対し鍼灸治療を行い臨床的効果を検討した。観察期間は6～15カ月で男女比は1対6，平均年齢44．7歳（29～73歳）であった。施術方法は鍼灸治療（置鍼＋温灸）を4回以上施行，施術前後に行った日常障害度アンケート調査結果を用いて効果判定を行った。効果は治癒・軽快・不変・悪化の4段階とした。治癒1例，軽快5例，不変1例であり85％に有効性を認めた。無効例を1例に認めたが悪化するものは認めず，鍼灸治療による副反応は認めなかった。難治性の眩暈症に対して鍼灸治療は一定の効果を示したことから前治療として抗眩暈薬等の西洋医学的治療が無効の症例では代替治療として本鍼灸治療を施行することで治療効果が期待できる。

収録刊行物

• 日本東洋医学雑誌

  日本東洋医学雑誌 59 (2), 291-295, 2008

  一般社団法人 日本東洋医学会

キーワード

• 置鍼
• 接触鍼
• 温灸
• 眩暈症
• 日常障害度アンケート調査

詳細情報

• CRID: 1390001204908738560
• NII論文ID: 110006651777
• NII書誌ID: AN00015774
• DOI: 10.3937/kampomed.59.291
• ISSN: 1882756X
• ISSN: 02874857
• NDL書誌ID: 9474817
• Web Site: https://ndlsearch.ndl.go.jp/books/R000000004-I9474817
• Web Site: https://search.jamas.or.jp/link/ui/2008195225
• 本文言語コード: ja
• データソース種別:
  • JaLC
  • NDL
  • Crossref
  • CiNii Articles
• 抄録ライセンスフラグ: 使用不可