シンボルコミュニケーションにおける受信者側のイメージに関する研究

書誌事項

タイトル別名
  • A study about the image of the addressee side in the communication
  • シンボルコミュニケーションにおける受信者側のイメージに関する研究 : モノクロシンボルとカラーシンボルのイメージ測定
  • シンボル コミュニケーション ニ オケル ジュシンシャガワ ノ イメージ ニ カンスル ケンキュウ モノクロ シンボル ト カラー シンボル ノ イメージ ソクテイ
  • モノクロシンボルとカラーシンボルのイメージ測定
  • The image measurement of the monochromatic symbol and color symbol

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抄録

シンボルコミュニケーションの研究では,表出障害をもつ人々(発信者)が,他者(受信者)に対しシンボルで意志を伝えるという発信者側が主体の研究は多く見受けられるものの,受信者側が主体の研究はあまりみられない.そこで本研究では,シンボルの受信者側が,モノクロシンボルおよびカラーシンボルから受けるイメージを比較するために,成人を対象として,形容詞,動詞,名詞に相当するシンボルのイメージ測定を行い,シンボルコミュニケーションを行う上で,より妥当なシンボルの選定を行うことを目的とした.結果,形容詞,動詞,名詞の30語中27語でモノクロシンボルよりカラーシンボルの方が,対象となる語をより的確に表していると評価された.また,シンボル全体でのイメージ評定では,7語中7語全てに有意差が認められ,モノクロよりも配色されたカラーシンボルの方が,肯定的イメージを持たせやすい可能性が考えられた.今後は,色に加え多様な評価基準を加えた検討が必要となる.

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