mtDNAのPCR‐RFLP分析によって推測されたクサカリツボダイの集団構造

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タイトル別名
  • Population structure of the pelagic armorhead, Pseudopentaceros wheeleri, inferred from PCR-RFLP analysis of mtDNA variation
  • mtDNAのPCR-RFLP分析によって推測されたクサカリツボダイの集団構造
  • mtDNA ノ PCR RFLP ブンセキ ニ ヨッテ スイソクサレタ クサカリツボダイ ノ シュウダン コウゾウ

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抄録

クサカリツボダイは中部北太平洋に散在する海山に広く分布し,底曳き網で漁獲されているが,系群構造については明らかになっていない。そこで,PCR-RFLP 分析により mtDNA の地理的変異を検討した。D-Loop 領域を PCR 法にて増幅し,16 種類の制限酵素で RFLP 分析を行った。8 種類の酵素で切断片長多型が得られたが,切断型頻度に地理的な違いは見られなかった。切断型から求めたハプロタイプの出現頻度も,地理的な違いは見られず,クサカリツボダイは太平洋全体で大きな一つの集団を構成していると考えられた。<br>

収録刊行物

  • 日本水産学会誌

    日本水産学会誌 74 (3), 412-420, 2008

    公益社団法人 日本水産学会

参考文献 (39)*注記

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