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Abstract
社会の様々な分野での「制度疲労」が明らかになる中で,民間非営利の活動が注目を集め,とりわけ多様な市民活動が,わが国における市民セクター形成に果たす役割が期待されている。こうした市民活動の森林・林業分野における代表格として森林ボランティア活動がある。森林保育作業にボランティアとして参加する市民団体は全国で360以上,活動者数は3万人を超えるとされており,ネットワーク化も進むなど社会的に大きな力となりつつある。現在わが国の森林・林業をとりまく現状は,厳しさを増しつつあり,公的支援を射程に入れた新しい森林管理システムの構築が必要であろう。こうした新しいシステム構築のためには行政・林業関係者に加えて,市民セクターの参加に基づく,市民的公共性を担保しうる合意形成が必須のものといえる。また新しい森林管理システム構築に欠かせない市民セクター形成において森林ボランティア活動は重要な役割を持つものと位置付けられる。
Journal
- 林業経済研究 [List of Volumes]
-
林業経済研究 46(2), 25-30, 2000-07-15 [Table of Contents]
The Japanese Forest Economic Society
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