図面への適用を考慮した視覚言語を用いたラフスケッチの清書化

書誌事項

タイトル別名
  • Thinning Method of Rough Sketch using Visual Language for Applying to a Plan

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抄録

現在,工業製品の形状設計に使用する曲線を創成する際,まず,デザイナが描いたスケッチ上の曲線を構成する点列データを,デジタイザを用いてコンピュータに入力する。次にそれらをCAD上でスプライン曲線などで近似し,さらに曲率変化を補正して,図面に利用可能な美しい曲線を創成する。しかし,現状ではその一連の作業を効率化するシステムはほとんど提案されていない。そこで,本研究ではデザイナが描いたスケッチから,補正された曲線と同程度の美しい曲線を創成するシステムの開発を目的とした。具体的には,まずデザイナが描いた重なった曲線をひとつの図として認識させ,その濃淡の中央線を求める。次に求まった濃淡中央線を曲率単調曲線に分割し,それぞれの曲線の性質を分析し,視覚言語に置換する。さらに,それら視覚言語を元の位置に再配置を行い,図面に利用可能な美しい曲線を得る。その結果,現状よりも効率よく美しい曲線を創成できる可能性が示された。

収録刊行物

  • デザイン学研究

    デザイン学研究 55 (1), 47-54, 2008

    一般社団法人 日本デザイン学会

参考文献 (12)*注記

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詳細情報 詳細情報について

  • CRID
    1390001205411710080
  • NII論文ID
    110006792199
  • NII書誌ID
    AN00150292
  • DOI
    10.11247/jssdj.55.47_1
  • ISSN
    21865221
    09108173
  • 本文言語コード
    ja
  • データソース種別
    • JaLC
    • CiNii Articles
    • KAKEN
  • 抄録ライセンスフラグ
    使用不可

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