身体組成と上・下肢筋力および四肢周径に関する研究

  • 甲斐 義浩
    医療福祉専門学校緑生館 理学療法学科
  • 藤野 英己
    姫路獨協大学 医療保健学部理学療法学科
  • 村田 伸
    姫路獨協大学 医療保健学部理学療法学科
  • 竹井 和人
    医療福祉専門学校緑生館 理学療法学科
  • 村田 潤
    長崎大学大学院 医歯薬学総合研究科保健学専攻
  • 武田 功
    姫路獨協大学 医療保健学部理学療法学科

書誌事項

タイトル別名
  • Relationships among Body Composition, Upper and Lower Limb Muscle Strength and Circumferences of the Extremities
  • シンタイ ソセイ ト ジョウ カシ キンリョク オヨビ シシ シュウケイ ニ カンスル ケンキュウ

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抄録

本研究は,健常成人37名を対象に,身体組成(骨格筋量・脂肪量)と上・下肢最大筋力および四肢周径を測定し,それぞれの測定値の関連性について検討した。分析の結果,男女ともに骨格筋量と上・下肢筋力との間に有意な正相関が認められた。また,上・下肢筋力は四肢周径との間にも正相関が認められたが,骨格筋量のそれと比べると低い相関であった。さらに,身体組成と四肢周径との間にも正相関が認められ,なかでも女性は脂肪量と極めて高い相関が認められた。今回の結果より,身体組成計が示す骨格筋量は上・下肢筋力を反映していることが示唆された。また,四肢周径の測定値は,筋力以外の骨格筋量や脂肪量に大きく影響を受けることが推察された。<br>

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参考文献 (26)*注記

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