<資料>脊髄小脳変性症療養者の闘病生活に対する思い

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タイトル別名
  • 脊髄小脳変性症療養者の闘病生活に対する思い
  • セキズイ ショウノウ ヘンセイショウ リョウヨウシャ ノ トウビョウ セイカツ ニ タイスル オモイ

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抄録

本研究は,脊髄小脳変性症(SCD)療養者の闘病生活に対する思いについて明らかにし,療養者の闘病生活を支えるための看護介入への示唆を得ることを目的としている。対象は在宅療養中のSCD療養者で,闘病生活に対する思いに関する自由記述への回答123 名を分析対象とし,内容分析法を用いて分析を行った。結果,療養者の闘病生活に対する思いは,【闘病生活における苦悩】,【闘病生活における孤独感】,【闘病生活における困難】,【闘病生活における支え】,【闘病生活における変化】の5個のカテゴリーで構成されていた。長期に渡る療養者の闘病生活を支える看護師は,療養者が苦悩していることを理解し見通しを持った生活が出来るよう支えること,個別の生活に合わせた具体的な生活指導をすることなどが求められていることが示唆された。一方,病気の受け止め方が肯定的に変化している者もおり,療養者の闘病生活を支える上で重要な側面であると思われた。

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