書誌事項
- タイトル別名
-
- Experiment on Interaction between Elderly User and Product with a Card Game
この論文をさがす
抄録
本研究の目的は,高齢ユーザと製品間のインタラクションにおける彼らの認知特性に関して重要な知見を提供することである。本研究では,ユーザと製品のインタラクションとの類似性をもつアルゴゲームを用いて,それらの課題におけるヒューマンエラーを把握し,分類した。高齢者83名と若年者21名を比較した結果,高齢者は若年者に比べ,ある一定以上の認知的負荷をうけると,誤ったメンタルモデルを形成することを明らかにした。また,高齢者のメンタルモデルについて,それらの形成能力に問題があるというよりも,その転移能力の低下に問題があること,ユーザのパフォーマンスには職種が強く関連していること及び適切な情報量を示唆した。結論として,高齢者ユーザは若年者ユーザに比べ,認知的負荷の配慮として,より寛容性の高いデザインの工夫が必要といえる。
収録刊行物
-
- デザイン学研究
-
デザイン学研究 55 (2), 19-28, 2008
一般社団法人 日本デザイン学会
- Tweet
詳細情報 詳細情報について
-
- CRID
- 1390001205411350016
-
- NII論文ID
- 110006885561
-
- NII書誌ID
- AN00150292
-
- ISSN
- 21865221
- 09108173
-
- 本文言語コード
- ja
-
- データソース種別
-
- JaLC
- CiNii Articles
- KAKEN
-
- 抄録ライセンスフラグ
- 使用不可