食物の嗜好傾向と性格に関する研究(IV)

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タイトル別名
  • Studies on the Relationship between One's Taste for Food and Personality(IV)
  • ショクモツ ノ シコウ ケイコウ ト セイカク ニ カンスル ケンキュウ 4

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抄録

近年,生活水準の向上に伴なって食生活も豊かになり,栄養面においても不足の時代から過剰の時代へ移りつつあると言われている。そして,それに附随して肥満児の問題が大きくとりあげられるようになってきた。肥満の原因としては素質だけではなく,家庭環境,親の養育態度,食生活の状態,運動量などいろいろの要因が関与していると考えられるが,肥満ということは医学的な面からだけではなく,心理的,教育的な側面からも検討されなければならないであろう。われわれはこれまでの一連の報告において,食物嗜好と性格の間に卒る種の相関関係が存在することをみとめたが,今回は肥満児,細長児について食生活を中心にしてその実態を調査し,かつ食物嗜好および性格との関連を検討した結果,若干の知見が得られたので報告する。

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