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- タイトル別名
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- Treatment for obstructive endobronchial growths of metastases from renal cell carcinomas
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抄録
症例1:気管支転移により中間幹が閉塞.中葉・S6区域管状切除・気管支形成を行い底区を温存した.症例2:左肺門部リンパ節転移が左下幹に浸潤・閉塞.左下葉・舌区管状切除・気管支形成を行い上区を温存した.症例3:左B1+2入口部に気管支転移,B3を救うべくcovered Ultraflex stentを留置,しかしステントを越えて腫瘍が増大し,左主気管支から底幹にかけてsilicone stentを留置.その後も腫瘍増大のため切除を繰り返したが,気管下部にまで突出し呼吸不全死した.症例4:気管支転移により左主気管支が閉塞.症例5:気管支転移により右主気管支・左底幹が閉塞.症例4・5に対して,Dumon Y stentを留置後,放射線照射を行い頻繁な切除を要しなくなった.腎細胞癌の転移による気道狭窄に対しては,可能な限り切除することが望ましいと考える.しかし切除不能あるいは耐術でない場合は,Y stentの留置後に放射線照射を行うことで気道確保が期待できる.
収録刊行物
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- 日本呼吸器外科学会雑誌
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日本呼吸器外科学会雑誌 22 (6), 868-875, 2008
特定非営利活動法人 日本呼吸器外科学会
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詳細情報 詳細情報について
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- CRID
- 1390001204362210560
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- NII論文ID
- 110006951781
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- NII書誌ID
- AN10467885
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- ISSN
- 18814158
- 09190945
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- 本文言語コード
- ja
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- データソース種別
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- JaLC
- Crossref
- CiNii Articles
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- 抄録ライセンスフラグ
- 使用不可