坐骨神経切除ラットにおける電気刺激が骨特性に与える影響

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タイトル別名
  • Effects of Electrical Stimulus on Bone Properties in Rats with Sciatic Denervation
  • ザコツ シンケイ セツジョ ラット ニ オケル デンキ シゲキ ガ コツ トクセイ ニ アタエル エイキョウ

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抄録

8 週齢雄性Wistar系ラット48 匹を用いて,電気刺激が骨特性に与える影響を調べた.対象を無作為に4 群に分け,1 群はSHAM術(SHAM群),残りの3 群は坐骨神経切除を行った.術後,坐骨神経切除(DN)群のうち2 群に対し,15または60 Hzの電気刺激(矩形波)を足関節底屈が起こるように両後肢後面に与えた.実験開始後,1,2,3,4 週間後に各群のラットを屠殺し,脛骨を取り出した.脛骨に対し3 点曲げ強度試験を行い,機械的骨強度を算出した.また,乾燥骨重量と灰量を測定した.DN群の骨特性は,術後1週間にはSHAM群に比して有意な低下を示した.また,15 Hz刺激群では,術後2 週間以降は全ての骨特性に対しSHAM群に比して有意な低下を示した.さらに,60 Hz刺激群では,術後2 週間より最大荷重値および灰量,術後3 週間で機械的骨強度,術後4 週間で乾燥骨重量の有意な低下を示したが,灰化重量密度は保たれた.本研究では,坐骨神経切除ラットにおける電気刺激による骨特性に対する影響は,骨萎縮の進行を遅らせる可能性が示された.また,電気刺激の骨特性への影響は,高周波刺激による方が効果は高いことが示された.

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