ＴＯＦ術後３８年目に大動脈基部置換術を施行後，右肺出血を発症しＥＣＭＯにて救命し得た１症例

• 小林 靖彦

  兵庫医科大学心臓血管外科

• 光野 正孝

  兵庫医科大学心臓血管外科

• 山村 光弘

  兵庫医科大学心臓血管外科

• 田中 宏衞

  兵庫医科大学心臓血管外科

• 良本 政章

  兵庫医科大学心臓血管外科

• 西 宏之

  兵庫医科大学心臓血管外科

• 福井 伸哉

  兵庫医科大学心臓血管外科

• 辻家 紀子

  兵庫医科大学心臓血管外科

• 梶山 哲也

  兵庫医科大学心臓血管外科

• 宮本 裕治

  兵庫医科大学心臓血管外科

書誌事項

タイトル別名

• Postoperative Bleeding from the Right Lung after Aortic Root Replacement Treated Successfully with ECMO in a Patient Who Underwent Radical Operation for Tetralogy of Fallot 38 Years Ago

抄録

症例は52歳，男性で術前に特に症状はなかった．Fallot四徴症に対し13歳時に根治術を，また46歳時にAVRを施行した．その後最大径が75 mmとバルサルバ洞の拡大を認め，52歳時に大動脈基部再建術を行った．術中，体外循環離脱後より気道内出血が出現し，術後ICU帰室時より右肺出血を認めた．3POD頃に内科的に完全に止血できたが呼吸不全が増悪し5PODにV-V ECMOを開始した．開始後6日目にECMOより離脱し得，59PODに退院となった．

収録刊行物

• 日本心臓血管外科学会雑誌

  日本心臓血管外科学会雑誌 38 (1), 75-78, 2009

  特定非営利活動法人 日本心臓血管外科学会

キーワード

• tetralogy of Fallot術後
• 肺出血
• ECMO

詳細情報

• CRID: 1390001204706344832
• NII論文ID: 110007028518
• NII書誌ID: AN00193284
• DOI: 10.4326/jjcvs.38.75
• ISSN: 18834108
• ISSN: 02851474
• 本文言語コード: ja
• データソース種別:
  • JaLC
  • Crossref
  • CiNii Articles
• 抄録ライセンスフラグ: 使用不可