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Abstract
保育者養成機関は,現在,転機を迎えている。こうした社会状況下で保育者の資質としては,どのような能力が必要なのか自由記述の分析を通して明らかにすることが本稿の目的である。調査票は,岡山県下のすべての保育園および幼稚園の園長に送付した。回収率53.5‰,自由記述の有効回答率79.4%という極めて高い数値となっており,この問題の関心の高さをうかがうことができる。分析の結果を簡略に述べると,養成段階には保育者の資質として人間性と専門知識の獲得が要請されており,研修段階では実践能力の獲得が要請されていることが明らかになった。なかでも,新しい知識や系統的な学習による資質の形成は,養成段階における学習が有効であると考えられている。しかし,保育者の資質としての人間性は,養成段階のみで解決されることのない困難な課題であるが,例えば,コミュニケーション能力や社会性などは保育者として重要な資質なので,養成段階と研修段階で継続的に研鑽に努めなければならない。いずれにしても養成段階と研修段階は,直接的に保育者養成の責任を負っており,両者が協力しなければ理想的な保育者養成をなしえないことが,改めて実証的に裏付けられたといえよう。
Journal
- Journal of Chugokugakuen [List of Volumes]
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Journal of Chugokugakuen 7, 121-129, 2008-06 [Table of Contents]
Chugokugakuen University