アントワープのプランタン : 16世紀のネーデルランドと印刷工房の歴史  [in Japanese] Plantin in Antwerp : History of Netherlands and a Printing Workshop on 16^<th> Century  [in Japanese]

Abstract

印刷術の発明は、文字の発明や電気通信とともに情報革命ともいえ、大量に情報を複製する技術である。グーテンベルグは活字印刷の創始者として有名である。本論で紹介するクリストファー・プランタンは、創意あふれる出版活動と可読性の高い印刷技術により、メディアの事業を発展・成功させた。プランタンが活躍したのは、ベルギーのアントワープである。 16世紀の当時、当地はハプスブルグ家が支配するスペイン領ネーデルランドとよばれていた。そして、スペインによる経済的圧政や宗教弾圧などに抗議して、ネーデルランド独立運動が繰り広げられていた。大航海時代の本格的な到来により、アントワープは産業や貿易、印刷業の中心地になっていた。プランタンは、はじめ革細工や製本の職人を目指したが、暴漢に襲われて大けがをしてから印刷業に転じた。その後、高度な技術力と幅広い人脈で事業を拡大していき、1575年の最盛期には20台以上の印刷機と約80人の職人を雇っていた。これは当時の印刷業として異例の規模であった。彼は印刷出版で名を成した後、たびたび宗教上の異端審問に付された。しかし、そのたびに友人の支援により一時避難をしたり、自らの努力で支配者に対峙したりしてその危機を乗り越えた。その過程で、「多言語対訳聖書(ポリグロット・バイブル)」という画期的な印刷物を生み出した。プランタンの人生は、まさにその商標に謳われる銘句「努力と堅忍不抜」で語られる。プランタンの最後の工房及び住居は現在、「プランタン・モレトゥス博物館」としてアントワープで一般に公開されている。

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Journal of Seika Women's Junior College   [List of Volumes]

Journal of Seika Women's Junior College 33/34, 47-54, 2008-03  [Table of Contents]

Seika Women's Junior College

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Codes

  • NII Article ID (NAID) :
    110007124763
  • NII NACSIS-CAT ID (NCID) :
    AA11959453
  • Text Lang :
    JPN
  • Journal Type :
    大学紀要
  • ISSN :
    13495453
  • NDL Article ID :
    9480737
  • NDL Source Classification :
    ZV1(一般学術誌--一般学術誌・大学紀要)
  • NDL Call No. :
    Z22-863
  • Databases :
    NDL  NII-ELS