雲仙地溝東城におけるマグマ性二酸化炭素の寄与について : 土壌ガスと地下水による調査(第17回名古屋大学タンデトロン加速器質量分析計シンポジウム平成16(2004)年度報告)
書誌事項
- タイトル別名
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- Spatial variation of magmatic carbon dioxide in soil gas and groundwater of Unzen volcano, SW Japan(Proceedingsof the 17^<th> Symposium on Researches Using the Tandetron AMS System at Nagoya University in 2004)
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抄録
雲仙火山の周辺において,マグマ起源の二酸化炭素の寄与がどのような分布になっているのか,土壌ガスと地下水を用いた観測から議論した.対象としたのは,マグマ起源の二酸化炭素の寄与が高いことがわかっている雲仙地溝の内側の東域である.土壌ガスと地下水のそれぞれで得たマグマ性の二酸化炭素の寄与の空間分布は非常に類似した傾向を示した.これは,土壌ガスと地下水へ供給されるマグマ性の二酸化炭素が同一経路を通って上昇してきたことを示唆するものである.また,断層があると考えられる地点では,高いマグマ性の二酸化炭素の寄与があることが示され,断層がマグマ性の流体の通り道になっていると考えられる.
収録刊行物
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- 名古屋大学加速器質量分析計業績報告書
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名古屋大学加速器質量分析計業績報告書 16 84-90, 2005-03
名古屋大学年代測定資料研究センター
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詳細情報 詳細情報について
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- CRID
- 1390853649397966592
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- NII論文ID
- 110007150930
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- NII書誌ID
- AN10305282
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- HANDLE
- 2237/13625
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- 本文言語コード
- ja
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- データソース種別
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- JaLC
- IRDB
- CiNii Articles
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- 抄録ライセンスフラグ
- 使用可