局所麻酔は誰が始めたか
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- "中原,泉"
- 日本歯科大学新潟歯学部:医の博物館
書誌事項
- タイトル別名
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- Who really discovered the local anesthesia ?
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抄録
"医学史上,全身麻酔法の発見に関しては,H. Wells, W.T.G. Mortonの史的評価は定まっている.それに比して,その後に開発された局所麻酔法については,誰が始めたのか,未だ特定されていない.全身麻酔から遅れること40年,1884年,アメリカの外科医William Stewart Halstedとその協力者2名(うち1名は歯科医師)によって,塩酸コカインを注射して神経ブロックする局所麻酔が実施された.それは,眼窩下孔と下顎孔に注射する上下顎伝達麻酔であった.後世の史家として,卓抜した着想と進取の気性をもったパイオニアHalstedを,""局所麻酔法の開発者""として認定し,ここに顕彰する."
収録刊行物
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- 日本歯科医史学会会誌
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日本歯科医史学会会誌 18 (2), 64-69, 1992-02-25
日本歯科医史学会
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詳細情報 詳細情報について
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- CRID
- 1541980095257000576
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- NII論文ID
- 110007157585
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- NII書誌ID
- AN00190730
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- 本文言語コード
- ja
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- データソース種別
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- NDL-Digital
- CiNii Articles