異なった経過をとった先天性(乳児)血管外皮腫の2例
書誌事項
- タイトル別名
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- Two cases with congenital (infantile) hemangiopericytoma : Case reports and review of Japanese literature
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抄録
症例1は日齢8の男児.生直後に左肩甲部腫瘤に気付かれ,日齢16で腫瘍摘出を受けた.10年を経過したが再発を認めず.症例2は4ヵ月の男児.生後2ヵ月で右項部腫瘤に気付かれ,増大するため摘出された.術後4週で創部皮下に小腫瘤が出現,局所再発と診断した.約5mmの健常組織をつけて切除,術後4年の現在再々発はない.診断に至らず新生児,乳児の皮下腫瘤を治療する際には必ず血管外皮腫を念頭に置く必要がある.また,術後は転移や晩期再発の可能性もあり,長期の経過観察が必要である.
収録刊行物
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- 小児がん : 小児悪性腫瘍研究会記録
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小児がん : 小児悪性腫瘍研究会記録 42 (1), 69-73, 2005-05-25
がんの子供を守る会
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キーワード
詳細情報 詳細情報について
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- CRID
- 1543950420076375296
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- NII論文ID
- 110007169957
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- NII書誌ID
- AN00116159
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- 本文言語コード
- ja
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- データソース種別
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- NDL-Digital
- CiNii Articles