Horner症候群,横隔神経麻痺と上大静脈症候群を来した頚部上縦隔原発の神経芽腫の1乳児例

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タイトル別名
  • Cervical and superior mediastinal neuroblastoma associated with Horner syndrome, phrenic nerve paralysis and superior vena cava syndrome in an infant

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抄録

症例は左頚部から上縦隔原発の神経芽腫の1ヶ月の男児.左横隔膜弛緩症に伴う呼吸障害を呈し,術前にNasal Directional Positive Airway Pressure(N-DPAP)にて呼吸管理を施行した.胸腔鏡補助下生検後,化学療法を開始したが,腫瘍増大により上大静脈(SVC)症候群が出現した.以後の化学療法により腫瘍は縮小しSVC症候群は軽快した.しかし,左横隔神経麻痺の為に抜管できず,術後14日目に胸腔鏡下横隔膜縫縮術を施行した.5クールの化学療法を施行したのち,頚部アプローチにて腫瘍全摘術を施行した.術後3年再発の徴候は認めていない.

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