小児腫瘍に対する鏡視下手術の適応と意義

  • 大植,孝治
    自治医科大学小児外科
  • 窪田,昭男
    大阪府立母子保健総合医療センター小児外科
  • 高間,勇一
    大阪府立母子保健総合医療センター小児外科
  • 吉田,英樹
    大阪府立母子保健総合医療センター小児外科
  • 中井,弘
    大阪府立母子保健総合医療センター小児外科
  • 奥山,宏臣
    大阪府立母子保健総合医療センター小児外科
  • 川原,央好
    大阪府立母子保健総合医療センター小児外科
  • 井上,雅美
    大阪府立母子保健総合医療センター血液腫瘍科
  • 河,敬世
    大阪府立母子保健総合医療センター血液腫瘍科

書誌事項

タイトル別名
  • Advantages of endoscopic surgery in the treatment of pediatric tumor

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抄録

1996~2004年に治療した小児腫瘍症例のうち20例に対し鏡視下手術を施行した.神経芽腫に対する手術では開腹手術に比較して鏡視下手術のほうが経口開始までの期間が有意に短く,また気腹圧を高めに保つなど工夫により腫瘍生検時の出血量は有意に少なかった.鏡視下手術は低侵襲で術後の回復が早いため術後化学療法を遅延無く開始できるなどのメリットが大きく,今後も小児悪性腫瘍に対し積極的に適応を広げてゆきたい.

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参考文献 (12)*注記

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