外科的切除を行った脂肪芽腫7例の検討
書誌事項
- タイトル別名
-
- Seven cases of lipoblastoma and lipoblastomatosis with surgical treatment
この論文をさがす
抄録
脂肪芽腫は胎児性脂肪組織で構成され,通常3歳以下に発症する比較的まれな良性腫瘍とされている.当科では過去18年間に7例を経験したが,発症時の平均年齢は3.1歳であり,全例で外科的切除のみが行われた.限局型の5例は完全切除が可能であり,全例7年以上の外来経過観察を行ったが,再発した症例はなかった.びまん型の2例はいずれも切除断端陽性であったが,それぞれ術後1年3ヶ月,10ヶ月経過した現在まで局所再発・腫瘍の増大を認めていない.当科での経験に,術前の診断法・術後の問題点を中心とした文献的考察を加え報告する.
収録刊行物
-
- 小児がん : 小児悪性腫瘍研究会記録
-
小児がん : 小児悪性腫瘍研究会記録 42 (2), 233-237, 2005-10-20
がんの子供を守る会
- Tweet
詳細情報 詳細情報について
-
- CRID
- 1540854195332576896
-
- NII論文ID
- 110007170943
-
- NII書誌ID
- AN00116159
-
- 本文言語コード
- ja
-
- データソース種別
-
- NDL-Digital
- CiNii Articles