外科的切除を行った脂肪芽腫7例の検討

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  • Seven cases of lipoblastoma and lipoblastomatosis with surgical treatment

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抄録

脂肪芽腫は胎児性脂肪組織で構成され,通常3歳以下に発症する比較的まれな良性腫瘍とされている.当科では過去18年間に7例を経験したが,発症時の平均年齢は3.1歳であり,全例で外科的切除のみが行われた.限局型の5例は完全切除が可能であり,全例7年以上の外来経過観察を行ったが,再発した症例はなかった.びまん型の2例はいずれも切除断端陽性であったが,それぞれ術後1年3ヶ月,10ヶ月経過した現在まで局所再発・腫瘍の増大を認めていない.当科での経験に,術前の診断法・術後の問題点を中心とした文献的考察を加え報告する.

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参考文献 (16)*注記

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