^<131>I-MIBG療法を施行したマススクリーニング発見再発神経芽腫の一例

  • 許,洋子
    独立行政法人国立病院機構呉医療センター・中国がんセンター小児科:独立行政法人国立病院機構呉医療センター・中国がんセンター臨床研究部:独立行政法人国立病院機構呉医療センター・中国がんセンター薬剤科
  • 田中,丈夫
    独立行政法人国立病院機構呉医療センター・中国がんセンター小児科:独立行政法人国立病院機構呉医療センター・中国がんセンター臨床研究部:独立行政法人国立病院機構呉医療センター・中国がんセンター薬剤科
  • 小林,良行
    金沢大学医学部附属病院放射線診療科

書誌事項

タイトル別名
  • MIBG therapy in a case of recurrent neuroblastoma detected through the Japanese infant mass-screening program

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抄録

乳児マススクリーニングで発見され,3回の再発を繰り返した全経過9年間の神経芽腫症例を経験した.初発は後腹膜で乳児プロトコールにて寛解を得たが,2年後左副鼻腔(骨髄転移あり)に再発し超大量化学療法,造血幹細胞移植,13-cisレチノイン酸で治療した.その2年後左頬骨に局所再発し局所放射線療法とCPT-11で再度寛解を得た.3回目の再発は短期間に多発転移をきたし,2回のMIBG療法を行った.本治療法は骨髄抑制は認めたものの自覚的な副作用はなく,腫瘍マーカーは減少し,緩和的に有効な治療であった.

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参考文献 (10)*注記

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