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Abstract
本研究は、小学〜高校生を対象にした調査をもとに、立体・空間に関する課題遂行における生徒の空間思考の諸特性を明確にし、発達的指標を捉え、空間思考の育成を視座においた立体・空間図形教育を目的とする。本稿では、近接領域の同領域内の問題に対する児童・生徒の反応を分析し、次の発達的指標を抽出した。A.無反応または問題の意味がわからない。B.図の全体的形・みえによって、視覚的に処理する。C.図の意味する対象を物的に捉え、手を使って物理的操作に類似させる。(部分的に空間像を形成する。「物理的操作」は空間像の操作の源になる。)D.問題のメインとなる立体図形の操作を行う。(対象の空間像をつくり、操作する。)E.対象の構造を保って、対象の次元をきり換え、焦点化して操作する。(次元の変化を伴う空間像の操作を行う。さらに操作そのものへの焦点化に向かう。)F.数学的(幾何学的)操作、操作のアルゴリズム化または論理的推論がなされ、(フリーハンドを含めて)図表示や(自然言語を用いた)説明や記述に現れる。
Journal
- 数学教育論文発表会論文集 [List of Volumes]
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数学教育論文発表会論文集 33, 373-378, 2000-11-25 [Table of Contents]
Japan Society of Mathematical Education