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Abstract
本研究は、クラインの数学教育運動の中でも特に関数教育に焦点をあて、彼の関数教育の関数的思想と初等微積分に視点を当てその考察をおこなった。その結果、(1)クラインの根本的思想は、「一般教養の原理」であり、教育にも数学教育にもこの原理は生かされていること、(2)自国の数学教育史から、教育の形式陶冶面も実質陶冶の面も共に正しく融解しなければならないとしていること、(3)関数概念が近代数学の基本的思想であることと、すでに実用面(職業)でグラフが使われていることから、「全生活二永ク附随スル所ノ概念教養」即ち一般教養でなければならないとしたこと、(4)そのことから関数概念の養成の有効的方法として幾何学的取形式があること、(5)関数的思考の養成は代数学だけでなく幾何学でも行い数学全体を通じて行うとしていること、(6)微積分に対しても「一般教養の原理」の立場から微積分を数学教育の一つの本質的部分であると主張していること、などが分かった。
Journal
- 数学教育論文発表会論文集 [List of Volumes]
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数学教育論文発表会論文集 33, 706-709, 2000-11-25 [Table of Contents]
Japan Society of Mathematical Education