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Abstract
本稿は、東京高等師範学校附属中学校(以下「同校」と略す)数学科における関数教育の取り組みの考察を目的とした。同校が明治40年、明治43年、昭和3年及び昭和10年に出した教授細目において関数や関数の考え方をどのように受け入れていたのかを明らかにし、その教授細目に基づいて作られた同校内数学研究会製作の教科書や実際授業に使用された教科書における関数や関数の考え方の具体的取り組みの考察を行った。考察の結果、同校数学科の「函數思想」は、明治43年を萌芽として、大正期をその質的内容の成熟期とし、「函數思想」が最も充実された形(微積分の初歩概念を含む)となったのが、大正15年作製の教科書・昭和3年の教授細目であったことと、そしてこの期をピークとし、その後の教科書や教授細目では「函數概念」の指導内容の縮小化(微積分の初歩概念の削除)がなされたことなどがわかった。
Journal
- 数学教育論文発表会論文集 [List of Volumes]
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数学教育論文発表会論文集 34, 259-264, 2001-11-23 [Table of Contents]
Japan Society of Mathematical Education