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Abstract
本稿は国民学校国定教科書『高等科算數』における関数教育の変容や特質について考察するものである。考察の結果、『高等科算數』における関数教育は、戦力増強に深くかかわり、その指導内容も戦争に必要な知識・理解に焦点化され、より発展的により高度なものになっていることが明らかになった。具体的には、グラフを正確にかく能力およびグラフから必要な事項を読み取る能力などの統計的考察処理能力の更なる育成、機械に関する基礎的な考察処理の更なる修練、等温線・等圧線のグラフの考察および成層圏の気象に関する表やグラフを取り扱う能力の育成などに関数的な見方や考え方が利用されていることである。正比例と反比例の複合型の関係、一次関数と2乗比例のグラフ、成層圏の気象に関する関係および調べ車の直径と回転数の関係に関する事例など新しい内容が加わっている。
Journal
- 数学教育論文発表会論文集 [List of Volumes]
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数学教育論文発表会論文集 38, 577-582, 2005-10-29 [Table of Contents]
Japan Society of Mathematical Education