In vitro pharmacological activities of the extracts from red ant Formica aquilonia as potential therapeutic agents

DOI 機関リポジトリ Web Site 被引用文献2件 参考文献30件
  • PIAO Chunhong
    Department of Agro-Bioscience, Faculty of Agriculture, Iwate University College of Food Engineering, Jinlin Agricultural University
  • TACHIKAWA Eiichi
    Department of Pharmacology, Faculty of Pharmacy, Iwate Medical University
  • HU Yaohui
    College of Food Engineering, Jinlin Agricultural University
  • SATO Yoshinori
    Department of Agro-Bioscience, Faculty of Agriculture, Iwate University
  • YANG Ping
    Department of Agro-Bioscience, Faculty of Agriculture, Iwate University
  • YAMAMOTO Kei-ichiro
    Department of Agro-Bioscience, Faculty of Agriculture, Iwate University
  • SHINADA Tetsuro
    Graduate School of Science, Osaka City University
  • SUZUKI Koichi
    Department of Agro-Bioscience, Faculty of Agriculture, Iwate University

書誌事項

タイトル別名
  • <I>In vitro</I> pharmacological activities of the extracts from red ant <I>Formica aquilonia</I> as potential therapeutic agents

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抄録

中国長白山を産地とする赤アリ （Formica aquilonia） は， 関節リウマチやその他の疾病のための民間治療薬として活用されているが薬理学的な解析はまったくなされていない。 そこで， 乾燥赤アリの各種逐次抽出画分を用いながら， 細胞殺傷， 抗酸化， 抗炎症， prolyl oligopeptidase （POP） 活性阻害， カテコールアミン分泌阻害の 5 種類の活性を検討した。 その結果， ヘキサン抽出画分と酢酸エチル抽出画分に高い POP 活性が認められ， 酢酸エチル画分ではラット肝がん細胞 （dRLh84） に対して強い細胞殺傷性を示した。 また， cyclooxygenase （COX） 阻止による抗炎症アッセイにおいて， ヘキサンの上清画分で COX-1 に影響のない弱い COX-2 活性が認められた。 さらに， ウシ副腎クロム親和性細胞を利用したアセチルコリン依存性カテコールアミン分泌阻害は酢酸エチル画分で顕著であり， diphenylpierylhydrazyl アッセイによる抗酸化活性はアセトン画分で確認された。 以上の結果から， 民間治療薬としての薬理学的な解析を in vitro レベルで初めて明らかにしたもので， 赤アリ由来の生物薬剤開発に向けた物質同定とマウス実験の今後の必要性を提案している。

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被引用文献 (2)*注記

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参考文献 (30)*注記

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