書誌事項
- タイトル別名
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- A Case of Syndrome of Inappropriate Secretion of Antidiuretic Hormone Complicated after Surgery for Pancreatic Head Cancer
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抄録
膵頭部癌切除症例に合併した重症syndrome of inappropriate secretion of antidiuretic hormone(以下,SIADH)を経験したので報告する.症例は58歳の男性で,膵胆管合流異常(Type IIa)に合併した2.2 cmの膵頭部癌として,幽門輪温存膵頭十二指腸切除術(D2,II型再建)を施行した(t3n2M0 Stage IVa).術後順調に回復していたが,胃排出遅延の合併から食事開始は遅れていた.術後17日目に細菌性腸炎を合併し,胃液喪失の予防目的にてproton pump inhibitor(以下,PPI)を使用した.術後29日目に発熱と意識障害から半昏睡を来し,採血にて血清Na 104 mEq/Lと著明に低下し,精査にてSIADHと診断した.同時に,敗血症も来しており,水制限は困難なため,積極的なNaの補給とフロセミド,塩酸デメチルクロルテトラサイクリンを使用し,治療開始後15日目(術後44日目)に改善した.SIADHは腫瘍や薬剤などの原因にて発症するが,大手術後に合併したものは極めて重篤になることがあり,PPI投与も原因となる可能性もあり,注意を要する.
収録刊行物
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- 日本消化器外科学会雑誌
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日本消化器外科学会雑誌 42 (5), 522-527, 2009
一般社団法人 日本消化器外科学会
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詳細情報 詳細情報について
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- CRID
- 1390282679894619904
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- NII論文ID
- 110007226839
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- NII書誌ID
- AN00192066
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- ISSN
- 13489372
- 03869768
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- 本文言語コード
- ja
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- データソース種別
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- JaLC
- Crossref
- CiNii Articles
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- 抄録ライセンスフラグ
- 使用不可