上流品質向上に関するソフトウェア評価技術の国際標準化動向

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  • ソフトウェアレビュー/ソフトウェアインスペクションと欠陥予防の現在:3.上流品質向上に関するソフトウェア評価技術の国際標準化動向
  • ジョウリュウ ヒンシツ コウジョウ ニ カンスル ソフトウェア ヒョウカ ギジュツ ノ コクサイ ヒョウジュンカ ドウコウ
  • Trend of Software Reviews, Software Inspections and Defect Prevention:International Standardization Trend of Software Evaluation Technologies for Quality Improvement in Upper Phase

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Abstract

本稿では,ソフトウェア評価技術の観点から,ソフトウェア製品およびプロセスの標準化動向を概観し,一連の国際規格や業界標準をソフトウェアレビュー/ソフトウェアインスペクションで役立てる方法を紹介します.最初に,ISO/IEC JTC1 SC7におけるソフトウェアエンジニアリングの国際標準化動向を概観します.次に,ソフトウェア製品の品質評価に関する国際規格とその上流品質向上への活用について説明します.具体的には,現行の国際規格および次世代規格群ISO/IEC 25000シリーズの体系,ソフトウェア品質の構造のモデル化およびモデルを構成する品質特性と品質副特性について述べます.また,設計/構築(コーディング),テスト,実運用という3つの品質評価局面を概説した上で,設計/構築局面(上流工程)で実施する,ソフトウェアレビュー/ソフトウェアインスペクションに基づく静的な品質評価を掘り下げて解説します.次に,ソフトウェア開発のプロセス評価の観点から,ISO/IEC 15504, CMMI などの技術動向,標準化動向を概説し,プロセスアセスメントモデルにおけるソフトウェアレビュー/ソフトウェアインスペクションの位置付けやアセスメント実施のポイントを説明します.最後に,ソフトウェア評価技術の現状と今後の課題について述べます.

Journal

  • 情報処理

    情報処理 50 (5), 391-399, 2009-05-15

    東京 : 情報処理学会 ; 1960-

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