七味唐辛子およびその構成原料を用いたノシメマダラメイガ幼虫の発育実験

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タイトル別名
  • Growth of the Indian Meal Moth, Plodia interpunctella, (Lepidoptera: Pyralidae) in Mixed-Cayenne-Pepper (Shichimitokarashi) and in each of Seven Ingredients

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抄録

七味唐辛子とその原料7種類 (赤唐辛子,黒ごま,ちんぴ,山椒,麻の実,けしの実,青のり) におけるノシメマダラメイガの発育 (1齢幼虫から成虫) を調べた.その結果,麻の実,黒ごま,けしの実,ちんぴでは成虫まで発育が見られ,赤唐辛子,青のり,山椒では全く発育しなかった.これまで本種が七味唐辛子のどの原料を食物としているかは不明であったが,主成分の赤唐辛子では発育せず,黒ごまや麻の実といった種子系原料を利用することが確認された.米糠で発育を見た場合,平均して約40日 (37~54.5日) で羽化しているが,七味唐辛子の原料では,米糠に比べて大部分の個体は2~3週ほど羽化が遅れ,最長では70日以上遅れた個体があった (51~111日).また,羽化率も明らかに低かった.

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詳細情報 詳細情報について

  • CRID
    1390845713082378368
  • NII論文ID
    110007332265
  • NII書誌ID
    AA11822801
  • DOI
    10.24486/pestologygakkaishi.19.2_109
  • ISSN
    24321532
    09167382
  • 本文言語コード
    ja
  • データソース種別
    • JaLC
    • CiNii Articles
  • 抄録ライセンスフラグ
    使用不可

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