左中大脳動脈巨大蛇行状動脈瘤の1手術例

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  • A Surgery for Giant Serpentine Middle Cerebral Artery Aneurysm: A Case Report

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抄録

われわれは,進行性の右麻痺,失語にて発症した65mm大の巨大蛇行状脳動脈瘤に対し,STA-MCA吻合術を併用した瘤切除を行い,良好な結果を得た.手術に際し,direct cortical stimulationによるmotor evoked potential(MEP)とsensory evoked potential(SEP)を行い,これらが虚血性合併症の回避に非常に有用であった.巨大動脈瘤の手術は難易度が高いが,その自然経過が不良であることを考慮すると,治療が必要とされることが多く,バイパスやモニタリングを併用してより安全な治療を検討していくべきである.

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