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Abstract
人間をひとつの全体として捉えケアしてゆくホリスティックな考え方に基づく看護のあり方は,様々に試行錯誤され続けているが,ここではその一例として筆者が1985 年から1990 年にかけてドイツで体験した,ヨーロッパ各地で行われているアントロポゾフィー医学(Anthroposophische Medizin)とアントロポゾフィー看護(Anthroposophischen Pflege)のホリスティックな実践について紹介したい. まず,このアントロポゾフィー医学及びアントロポゾフィー看護は,シュタイナー教育」で世界的に広く知られ,また日本でも有名になったオーストリアの思想家ルドルフ・シュタイナー(RudolfSteiner)が,友人の医師イタ・ヴェーグマン(Ita Wegman)と共に始めたもので,今日に至るまで発展し続けている医学・看護の信頼し得る傍流の一つである. ここではヨーロッパ各地に存在するアントロポゾフィー医学・看護に基づく実践をしている病院やその教育機関である諸ゼミナールの中で,筆者が看護師や看護実習生または教員として,アントロポゾフィー医学・看護を学び働いた施設について,その概要とそこでの体験からの学びを紹介したい.
Journal
- 京都市立看護短期大学紀要 [List of Volumes]
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京都市立看護短期大学紀要 34, 135-144, 2009-07-01 [Table of Contents]
Kyoto Municipal Junior College of Nursing