共起ヒストグラムを用いたJPEGブロックノイズ推定法(セッション3,サマーセミナー(若葉研究者の集い))

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タイトル別名
  • 共起ヒストグラムを用いたJPEGブロックノイズ推定法
  • キョウキヒストグラム オ モチイタ JPEG ブロックノイズ スイテイホウ

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抄録

本稿では,JPEG圧縮された画像1枚のみからブロックノイズ量を推定する手法を提案する.JPEGは圧縮率を高めると画像中の低周波成分比率が増加し,近傍画素間の濃度差が減少する傾向がある.これを近傍画素の濃度ペアの出現頻度をテーブル化した共起ヒストグラムの形状の違いとしてとらえる指標を提案した.類似濃度をもつ画素ペアは共起ヒストグラムの対角線付近に集中するため,この発生度合いに基づく指標を設計した.実験により提案指標が原画像を必要とする評価指標であるPSNRと類似の傾向を持ち,さらに被験者14名による主観評価結果とも整合することを確認した.

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