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Abstract
硫安分画精製免疫馬血清を凍結乾燥し,それを溶解する際に,水にすみやかに溶解しないことがFlosdorf等によりみとめられている。この点に関しては1947年にLahivi等が研究を行つている。私達は凍結乾燥した精製蛇毒免疫馬血清を用いて,防腐剤の影響並びに溶解性促進方法の問題について検討した。最初に防腐剤については,著しい影響はみとめられなかつた。つぎに溶解性促進の方法では,第1の方法としてエーテル処理の方法,第2に糖類,アミノ酸の添加物による方法がある。第1の方法はリポイド様物質を除き,凍結乾燥後の溶解性を高めるために行われる方法で,Lahiviの行つた胆汁酸塩とエーテルを用いる方法がすぐれているようであつた。然しながら胆汁酸塩には毒性があるので実用に供するには疑問があるように思われた。そこで第2の方法として,糖とアミノ酸を加えたところ,グリシン,グルタミン酸ソーダが溶解時間に著しい影響を与えることがわかつた。なお両者を他のジフテリア,ガスエソ,破傷風抗毒素等に加えた場合も同様の結果をえた。このことは溶解しにくい乾燥免疫血清に応用する可能性がある。
Journal
- 凍結及び乾燥研究会記録 [List of Volumes]
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凍結及び乾燥研究会記録 3, 73-82, 1960-07-17 [Table of Contents]
Japanese Society for Cryobiology and Cryotechnology