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Abstract
実験目的:常温又は37℃に保存する乾燥BCGワクチンの媒液としては、血清・血漿及びグルタミン酸ソーダが最もすぐれている。グルタミン酸と同じα-アミノ・ジカルボン酸のα-アミノマロン酸とアミノ酸混合物の媒液としての効果を調べた。実験方法:Sauton2代10日培養の菌膜を濾紙の間に挟んで脱水、秤量し、蒸溜水で20mg/mlの懸燭液を作り、等量の蒸溜水、2%白糖液、2%アミノマロン酸、2%グルタミン酸ソーダ液と混合し、又は蒸溜水、1%白糖、1%アミノマロン酸、1%グルダミン酸ソーダ液で10mg/mlの懸濁液を作った。一方オールアミン-S液、蒸溜水で2倍、10倍に稀釈した液で10mg/mlの懸濁液を作った。0.5ml宛アンプルに分注して、ドライアイスで10分間予備凍結してから室温で、真空度2×10^<-3>mmHg,凝結器はドライアイス+メチールアルコールで5〜6時間乾燥した。乾燥の前後、保存後の生菌単位数を小川培地を用いて定量培養した。研究成績:乾燥直後の成績ではグルタミン酸ソーダが最も良く、α-アミノマロン酸は白糖液より稍良かったが、蒸溜水でも可成り良かった。37℃に保存すると蒸溜水では著明に生菌単位数が減少して、1mg中10^4〜10^5台となるが、他のものでは10^6台であった。オールアミンSでは原液も、2倍、10倍稀釈液も37℃3ヶ月後の生菌単位数は10^5台でグルタミン酸ソーダα-アミノマロン酸、白糖液より劣っていた。総括:37℃に保存する場合グルタミン酸ソーダ液が媒液として最も良かった。α-アミノマロン酸は白糖液に近い成績であった。
Journal
- 凍結及び乾燥研究会記録 [List of Volumes]
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凍結及び乾燥研究会記録 5, 58-65, 1962-04-07 [Table of Contents]
Japanese Society for Cryobiology and Cryotechnology