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Abstract
生菌の凍結乾燥において、乾燥過程及び保存過程において、被乾燥体の酸化が生菌の生残率を低下させるということは、再三にわたって述べた。第34回日本細菌学会総会(1961,横浜)の「微生物の凍結乾燥」に関するシンポジウムにおいても、Vibrio cholerae, Salmonella typhi, Lactobacillus bifidusを試料として、antioxidantとしてascorbic acidを用いた成績を示し、乾燥過程及び保存過程における被乾燥体の酸化防止は、乾燥術式の上に重要な意義を有すること、分散媒の他の作用機作とかね合せて、この点を追求することによって、今後の乾燥に関する研究の進展が期待されることをのべた。今回は、その一面のこゝろみとして、Butylated hydroxyanisole (BHA)及びDibutyl hydroxytoluene (BHT)の生菌乾燥における実験成績を得たので報告するが、ascorbic acidに比して優れた結果を得ることはできなかった。又、乾燥時に何らかの酵素作用の影響を考慮して、さきに分散媒にADTAの添加を試みたのでその成績もあわせて報告し、分散媒の組成の化学的面からの御教示を仰ぎたいと思う。
Journal
- 凍結及び乾燥研究会記録 [List of Volumes]
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凍結及び乾燥研究会記録 5, 76-80, 1962-04-07 [Table of Contents]
Japanese Society for Cryobiology and Cryotechnology