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Abstract
従来, Luyetの研究所に於て、蛋白・糖類等の各種の溶液を試料として種々の凍結条件下での氷晶の性状及び加温時の再結晶の状況をについて、いろいろの立場からの檢討が行われてきた。本実験はその研究の一環をなすもので、牛血漿は種々の濃度のブドウ糖を加えた場合の、主として急速凍結による氷晶とその再結晶の状態を形態的に観察したものである。即ち特殊な冷却偏光顕微鏡を用い、二枚のカバー・グラスに挾んだ薄層の試料を-150℃及び-50℃で急速凍結させた後、加温によっておきる氷晶の変化を写真に撮影した。その結界を要約すると、血漿の凍結のPatternは菊花状、血漿の凍結のPatternは菊花状、羽毛状のIrregular dendriteを示し、-15℃以上の加温で、不透明化、微細粒子の形成、氷晶の成長等の再結晶の経過がみられた。20%、10%、5%ブドウ糖溶液では、凍結温度によってEvanescent spherulite, Coarse spherulite及びIrregular dendrite等種々の不完全氷晶を形成し、再結晶温度は-41℃付近を示した。更に血漿に各濃度のブドウ糖を加えたものの凍結のpatternは、同じ濃度のブドウ糖単液にそれぞれ類似し、それらの再結晶温度もほぼ同一で、大体-40℃付近にあった。
Journal
- 凍結及び乾燥研究会記録 [List of Volumes]
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凍結及び乾燥研究会記録 7, 4-8, 1963-04-09 [Table of Contents]
Japanese Society for Cryobiology and Cryotechnology